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富田幼稚園【コラム】夏休みにこそ実践!言葉で心をつなぐ「気持ちの翻訳」と「褒め方」
2026.08.04
富田幼稚園
3歳前後のお子さんは、心の中に「やりたい」「できない」「悔しい」「悲しい」といった多くの感情を抱えていますが、それをまだ上手く言葉に表すことができません
。そのため、自分の思いが伝わらないもどかしさから、泣いたり、怒ったり、時には手が出てしまったりすることがあります
。
この時期のしつけにおいて大切なのは、大人がお子さんの心の声を丁寧に汲み取り、適切な言葉をかけてあげることで、「言葉で心をつなぐ」経験を積み重ねることです
。
1. トラブルを防ぎ、自立を促す「気持ちの翻訳」
お子さんが感情を爆発させる前に、大人がその気持ちを代弁(翻訳)してあげることは、言葉で伝える力の土台となります
。
大人が「心の声」を代弁する
おもちゃを取られて泣いている時に「悲しかったんだね」、お友達を押してしまった時に「貸してって言いたかったんだね」と声をかけます
。このように気持ちを否定せずに受け止めてもらえる経験が、「言葉で伝えていいんだ」という安心感へとつながります
。
選択肢を使って気持ちを引き出す
3歳頃のお子さんは、自分の感情をゼロから説明するのは難しいですが、「どっちかな?」と聞かれると答えやすくなります
。例えば「怒ってる?悲しい?どっちかな」「自分でやりたい?手伝ってほしい?」と
二択で提示
することで、お子さんは自分の心と向き合い、言葉を発しやすくなります
。
「感情語」を日常的に増やす
「うれしいね」「びっくりしたね」「ワクワクするね」といった感情を表す言葉を大人が積極的に使うことで、お子さんの語彙が増え、自分の気持ちを表現する手段が豊かになっていきます
。
2. 自信と意欲を育てる「褒め方の技術」
「できたこと」を見つけて伝えることは、お子さんにとっての「安心の源」であり、次の行動への大切なエネルギーになります
。
些細な「小さな成功」を逃さない
「靴をそろえられた」「一口食べられた」といった、大人から見れば当たり前のような些細な成功を、その場で具体的に言葉にします
。この際、「えらいね」という抽象的な言葉よりも、「靴をそろえたね、気持ちいいね」のように
具体的な行動を指摘する
ほうが、お子さんは何が良かったかを理解しやすくなります
。
「プロセス」と「部分的な成功」を認める
結果が完璧でなくても、
「やろうとした気持ち」
できた部分だけを切り取って褒める
ことで、「次はもう少し頑張ろう」という意欲に繋がります
。
言葉で伝えられた瞬間を逃さない
「貸して」や「やめて」など、気持ちを言葉で伝えられたときは、必ず「言葉で言えてすごいね」と褒めてあげてください
。この成功体験を繰り返すことで、手が出るなどのトラブルが自然と減っていきます
。
3. 究極のメッセージ「見ているよ」の力
具体的な褒め言葉が見つからない時でも、お子さんの存在を認めるだけで十分な効果があります
。
存在の全肯定
「静かに遊んでいるね、見ているよ」「頑張っているね、分かっているよ」という一言は、お子さんに「見守られている安心感」を与え、情緒を安定させます
。叱られることよりも、自分の行動を見守られ、認められる経験を積むことで、お子さんの行動はより安定したものになります
。
4. 伝えるための「話し方」のポイント
大人がお子さんの目線に合わせ、落ち着いて話すことで、言葉はより深くお子さんの心に届きます
。
ゆっくり、短く、優しい声で
お子さんの目線を合わせて
肩に手を置くなど、触れ合いながら
まとめ
お子さんの「気持ちを言葉にする力」は、大人が代弁し、受け止め、言えたことを認めるというプロセスの積み重ねで育ちます
。この力が育つと、自己肯定感が高まるだけでなく、お友達とのトラブルが減り、気持ちの切り替えも上手になっていきます
。
まずは、お子さんの小さな一歩を「見ているよ」と伝えることから始めてみませんか。
【コラム】夏休みにこそ実践!子どもの行動を安定させる「安心感」と「生活リズム」
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