2025.03.13
富田幼稚園
世の中が便利になればなるほど、浮き彫りになってくる注目キーワードがあります。
それは
「社会性」
現在、社会性の乏しい大人が急増しています。
社会性は、人の幸福度に深く関わっているとされています。
人間は社会的な生き物であり、他者とのつながりや関係性が精神的な充足感や幸福感に大きな影響を与えるからです。
例えば、友人や家族との良好な関係は、ストレスを軽減し、安心感や喜びをもたらします。
心理学の研究では、社会的なサポートが豊富な人は、そうでない人に比べて幸福度が高い傾向にあることがよく報告されています。
幸福な人生を送る鍵は「お金や名声ではなく、良好な人間関係」であると言われています。
社会的なつながりが強い人は、健康面でも長寿傾向が見られるそうです。
逆に、社会性が低い、つまり孤立感や孤独を感じる状態が続くと、幸福度が低下しやすく、うつ病や不安障害のリスクも高まると言われています。
特に現代では、SNSの普及で表面的なつながりは増えたものの、深い関係性が減ることで幸福感が損なわれるケースも指摘されています。
子どもの社会性を伸ばすためのポイントは?
親の社会性が、子どもの社会性の発達に大きな影響を与えることが多くの研究で示されています。
具体的には、親が積極的に他者と交流し、協調性や共感を示す姿を子どもが見ることで、子ども自身もそのような行動を模倣し、学ぶ傾向があります。
例えば、親が友好的でコミュニケーションを大切にする態度を見せると、子どもも他人との関係を築くスキルや感情の調整能力を発達させやすくなります。
一方で、親が社会的に孤立していたり、対人関係でストレスを多く抱えている場合、子どもにもその影響が及ぶことがあります。
子どもは親の姿を身近な手本として育つため、親の社会的な振る舞いが子どもの友人関係や学校での適応に反映されることが多いのです。
ただし、子どもの社会性は親だけで決まるわけではありません。
園の友達や先生、地域社会など、外部の環境も重要な役割を果たします。
一言いえることは、社会性は社会の一員として生活することで成長していくということです。
所属する社会には大なり小なりありますが、コミュニティに所属し他者との関わりということが重要になってきます。
社会性の視点からも、3才からの教育環境は重要であると言えます。
富田幼稚園では、保護者さん同士がコミニュケーションできる場が大切であると考えています。
親子未就園児クラブ、PTA活動、お父さん会、送迎の際の園庭での会話.....など
保護者さんがお子さんの良い手本となる場が園生活の日常にはあふれています。
あっという間に3学期の年度末になりましたが、新年度に向けて、ご家庭でもお子さんの社会性についてお話してみてはいかがでしょうか?
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