2024.11.13
富田幼稚園
2学期もあっという間、折り返し地点の11月になりました。
10月の運動会も終わり12月のおゆうぎ会に向けて各クラスの取り組みが始まっています。
園での生活にもすっかり慣れお子さん達は、意欲的に遊び活動に集中して取り組んでいます。
お家でのお子さんの会話に、お友達の話題が挙がる日があるのではないのでしょうか。
今回は『友達と仲間』について一緒に考えてみましょう。
友達とは、コミュニティをともにしているうえで、同等の関係性を保ちながら交わっている存在です。
一緒にいて気楽だったり楽しかったりする人、目的や利益がなくても連絡を取り合いお互い惹かれあう関係です。
仲間とは、同じ目標や価値観を持ち、支え合い、協力しあう関係です。
一緒に何かに取り組む相手で、互いに人間として成長して高め合い、困難な課題や問題を解決することができます。
個人の発達の差はありますが、幼児の友達関係の醸成について紹介します。
年少さんでは、
友達という存在をなんとなく認識していきます。徐々に他者への関心が高まり、まわりのお子さんがしていることが気になり同じことをしようとするなど子ども同士の関わりが多くなっていきます。
自分の意思が芽生えていますが、まだまだ相手の思いを察することは難しい時期です。
年中さんでは、
よりはっきりした自我が育ってきます。自分の思いがはっきりして、表現の仕方がうまくいかず友達との意見の食い違いからの衝突も増える時期です。
つまずきや葛藤を抱えることもあるでしょう。不安を感じやすくなりますが、周りの大人から共感されたり、励まされたりすることで、自分の他者に対する寄り添う感受性が育ってきます。
また、自分の気持ちと相手の気持ちのバランスをとって、時には相手に譲ったり、我慢することができるようになってきます。
友達と一緒にいることの喜びや楽しさを一層感じる時期だと言えます。
年長さんでは、
日常生活に必要なことは自分でできるようになって、自分のことだけでなく、困っている友達や年下の子どもを助けたり、世話をしたりする頼もしい姿が見られるようになってきます。
自分の好きなことには集中して取り組むようになってきます。
得意でないこと、好きではないことにも少しずつ挑戦できるようになり、人の役に立つことの嬉しさ認められた喜びを感じるようになります。
この時期は、友達から仲間に関係が深まっていく時期だと言えます。
仲間の存在はとても重要です。仲間と過ごすこと、遊ぶことによりお互いに刺激し合って成長していきます。
仲間と同じイメージをもって役割分担をしたり、話し合ってきまりを作って守ろうとする姿も見られるようになります。
違う意見も受け入れて、自分の気持ちをコントロールしながら1つの目的に向かって仲間と協力することもできるようになっていきます。
仲間意識を感覚的に獲得するために、
幼児期には、のびのび遊べる環境で広げる友達との関係
目標や目的を持った活動を通じて広げる仲間との関係
この2つを経験することが大切です。
大人になっても同じ目的や目標のために他者と協力することで醸成される仲間意識は重要ですよね。
富田幼稚園の大きな行事ではお子さんの発達に合わせた目標を設定し、クラス一丸となって目標に向かって取り組んでいます。
練習過程の中で様々な感情を経験し、友達との仲間意識を深めていってほしいと考えています。
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